診療科目
虫歯治療
一般的な虫歯治療では患者様の立場にたった診療・治療を行うことを心がけています。また、およそ20倍の大きさで口腔内を見ることができるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しております。
虫歯が進行しすぎて根の治療が必要となってしまった場合は、専門医が治療を行います。より正確で確実な治療を心がけておりますのでご安心ください。
歯周病治療
歯周病治療としてプラークコントロールを行っています。デジタルレントゲンや歯周検査などを行い、歯周病の進行具合を把握したうえで、歯垢や歯石の除去やブラッシングの指導などを行います。重度の歯周病の場合は小さな手術が必要な場合もございます。
また、当院では20年以上前よりデンタルマッサージ(歯肉マッサージ)を取り入れており歯周病(歯槽膿漏)予防を行っております。
予防歯科
予防の第一歩は、毎日正しく歯磨きを行うこと。当院で適切なブラッシングの仕方を指導致します。また、医院ではフッ素の塗布とリナメル療法で予防歯科を行うことができます。フッ素はエナメル質の強化、歯の再石灰化を促進、細菌の活動を抑制するなどの効果があり、リナメル療法は歯に栄養分を補給するトリートメントでエナメル質のミクロの傷を修復し、汚れが付きにくくなるという効果があります。
他にも、3DSや歯肉マッサージという予防もあり、除菌や細菌に対する抵抗力を増やすことができます。
小児歯科
飯泉歯科医院のスタッフは、お子さんの接し方を熟知したお母さん達ばかりですので、安心してお任せください。
治療に関しても、苦手意識を持ったお子さまには治療に入る前に吸引の練習や、道具について優しく説明したり、鏡を使って恐怖心を取り除いてから治療にあたります。
安心して頂くこと、安全に治療することを最優先にしておりますので、治療中も常に声をかけながら進めてまいります。
義歯(入れ歯)
当院では色々な義歯(入れ歯)を作ることができます。保険適応のプラスチックの入れ歯、プラスチックでも9倍の強さをもつ入れ歯、バネのない入れ歯、金属の入れ歯、インプラントで固定する入れ歯などご都合やご希望に合わせた自費の入れ歯まで様々なご提案が可能です。
また、飯泉歯科医院は専門の技工士が在籍しています。修理だけでしたら、午前中にご依頼頂いて、夕食には間に合うくらいのスピードで承ることができますのでお気軽にご相談ください。
矯正歯科
小児矯正、大人の矯正どちらもご対応いたします。飯泉歯科医院では矯正専門医が矯正治療にあたっておりますので、高い技術をご提供することができます。
現在の矯正治療はさまざまな方法があり、見た目に目立たないタイプや、装着が楽なタイプなど様々なご提案ができます。
まずはご相談だけでも大丈夫ですので、是非お気軽に当院にお越しください。
インプラント
失った歯を治療するために、デンタルインプラントという治療法があります。(医療目的として体に埋め込む器具の事を総称してインプラントといいます)歯根の代わりに顎の骨にチタン製の歯根を埋め込み、打ち込んだインプラントを土台にして歯を装着するという治療法です。外科的な治療になり高度な技術を要しますので、インプラント専門医が治療を行います。
治療後は、本当の自分の歯と感じるくらい違和感がなく、噛む力を直接あごの骨で受けるため強い力で噛むことが出来ます。
審美歯科
つめもの・かぶせものをセラミックに交換し美しい歯にしたり、ホワイトニングで白い歯にしたり、美しい歯になるお手伝いをいたします。
つめものやかぶせものは、専門の技工士が担当し、色だけでなく形にもこだわった製作物をお作りいたします。
ホワイトニングは、医院で照射器を使って行う「オフィスホワイトニング」とご自宅でマウスピースと薬液を使って行っていただく「ホームホワイトニング」がございますのでご都合に合わせた治療が可能です。
当院では結婚前に歯を白くする「ブライダルホワイトニング」をおすすめしています。
口腔外科
口腔外科とは
口腔外科とは、口腔内およびその周囲の疾患に対する治療を行うことです。
1.親知らずや過剰歯等の難抜歯。
2.口の中や顎の良性腫瘍・嚢胞。
3.口や顎の炎症、顔が腫れたなど。
4.口の中の外傷(歯の脱臼や口の中や口唇周囲の切り傷)、転んで歯が抜けたなど。
5.顎関節疾患(顎関節症や顎関節脱臼)。口を開け閉めする度に痛い、口が開けられないなど。
また、顎関節症の治療として、症状に有効なストレッチなどもご指導しております。
6.口内炎が出来やすい、なかなか治らないなど。
7.睡眠時無呼吸の口腔内装置(医科からの紹介が必要です)。
8.全身疾患を有する方の歯科治療
・糖尿病、高血圧、喘息、貧血を有している方
・ステロイドやビスホスホネート(骨粗鬆症の薬)などを長期服用されている方
・虚血性心疾患(心筋梗塞)や脳卒中(脳梗塞)により、抗血栓療法(ワーファリン、パナルジン、バイアスピリン等の
服用)を受けている方
・先天性心疾患、心臓弁膜症における細菌性心内膜炎の予防が必要な方 など
口腔内の細胞診が受けられます
当院では、口腔内疾患の早期発見・早期治療に取り組んでおり、口腔内の細胞診を受けていただくことができます。
舌癌や治りづらい口内炎などの軟組織疾患の診断や、大きい病巣が出来て抜歯を受ける際の口腔内の診断などにご利用いただけます。
患者様の口腔内の組織を採取してホルマリンにつけ分析を行い、数日後には診断結果をお渡しできます。
口腔内に気がかりのある方は、ぜひ細胞診をお試しください。
マタニティ歯科治療
当院ではマイナス1歳(お腹の中にいる間)からの齲蝕予防につながるマタニティ歯科治療に取り組んでおり、積極的に勉強会や講演会に参加しております。
歯科医師がしっかりとした知識と技術を身に付けて、治療にあたることで、妊婦さんにもお腹の中の赤ちゃんにも優しい歯科医療をご提供することを目的としています。
乳歯の形成は胎生期7Wから始まるので乳幼児の健康な口腔内を確保するためにはマイナス一歳からのお母様の口腔環境を含む生活習慣の指導が必要になります。
「妊娠中だけども、こういう治療ってできるのかな?」「身体に負担はないの?」など少しでもご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠時に呼吸が止まる病気です。医学的には、10秒以上の呼吸の停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸の診断です。
呼吸が停止するため、十分な睡眠がとれず、日中の眠気や、倦怠感を認め、居眠り運転なども起きやすいです。また、酸素の取り込みが悪くなるため、高血圧や脳に悪影響を及ぼします。
自分では気付きにくいため、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されており、日本の潜在患者数は300万人以上とも言われています。
SASの「症状」
寝ている間
- いびきをかく
- いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
- 呼吸が止まる
- 呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
起きた時
- 口が渇いている
- 頭が痛い、ズキズキする
- 熟睡感がない
- すっきり起きられない
- 身体が重いと感じる
日中
- 強い眠気がある
- だるさ、倦怠感がある
- 集中力が続かない
- いつも疲労感がある
SASの「原因」
睡眠中に呼吸が止まってしまう原因は大きく分けて2つあります。1つ目は、呼吸中枢の異常による中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)です。2つ目は、空気の通り道である上気道が物理的に狭くなり、呼吸が止まってしまう閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)です。
歯科に関係するのは閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)で、SAS患者さんの9割程度がこのに該当します。
上気道に空気が通るスペースがなくなって呼吸が止まってしまい、骨格とその中におさまる解剖学的な組織の量が関係します。
元々大きい骨格であれば多少太ったとしても、つまり組織の量が増えても、上気道を狭める可能性はそう高くはありません。しかし、例えば元々小さい骨格の場合はどうなるでしょう?
上気道のスペースが圧迫されて狭くなり、元から上気道のスペースが少ない場合にはさらに閉塞しやすい状況になるわけです。
歯科的な治療法
マウスピースで治療する場合、口腔内装置(マウスピース)をお口の中に装着します。下顎を上顎よりも前に出すように固定させ、上気道を広く保ち、無呼吸やいびきの発生を防ぐ治療方法です。この結果、眠りが深く、いびきも減り、昼間の眠気がなくなります。
スリープスプリントがてきると診断されれば、上下の型を取り、来院回数が3回で出来上がります。スリープスプリントは、残っている歯の少ない方や、重度歯周病の方には装着できません。
マウスピースをつけて寝るだけ、と思うと手軽に思えるかも知れませんが、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではありません。中等症までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対して効果がでやすい一方で、重症の方の場合には治療効果が十分出ないことも多いです。
主治医とよく相談した上で治療を始めるのが良いでしょう。当科では呼吸器内科医(主治医)の診断の下、作成依頼があった場合は保険診療の適用になります。
作成は、SASについての知識があり、マウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科・口腔外科でなければ対応できません。